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株式会社 前川博之商店
生姜のはなし
生姜の効能
生姜の効能
しょうがは、ショウガ科の多年草植物で、熱帯アジア・インドからマレーシアにかけての原産といわれています。
日本へは、中国の呉の国(222〜280)から渡来したといわれています。『魏志倭人伝』に、倭の山にあるものとして、「薑(キョウ:ショウガ)・橘(キツ:タチバナ)・椒(ショウ:サンショウ)・茗荷(ジョウカ:ミョウガ)あるも、以て滋味と為すを知らず」と記されています。また、ショウガは当時、「波志加美:ハジカミ」とも呼ばれていたことが、古事記にも書かれています。

しょうがは、漢方薬の原料として、古くからその薬効が利用されてきました。
生姜(しょうきょう:しょうがの生の根茎)は、健胃・解毒・解熱・鼻づまり鎮咳・吐き気止めなどに有効とされています。
また、乾姜(かんきょう:しょうがの根を蒸してから乾燥させた物)は、体の新陳代謝を活発にし、保温効果もよく、風邪・腹痛・下痢をはじめ、冷え性や夜尿症にまでその効きめを発揮します。

しょうがの辛味の成分は、結晶性のジンゲロン・油状のショウガオール芳香のジンゲベレン等、いずれも精油によるものです。
これらには、胃液の分泌を促して、消化促進・食欲増進など、健胃に役立つ成分です。
また、発汗解熱・咳きり・腫れをひかせる消炎・補温等にも用いられます。
特に、ジンゲロンは、腸チフス菌やコレラ菌等に対して強い殺菌力があります。アニサキスの幼虫を死滅させる効果もあります。
生姜の成分
稀に見られる切り口の青紫色はブルーベリーや紫芋に含まれるポリフェノール系の一種、アントシアニンという色素です。視神経の働きを支えるロドプシン色素の再合成を促成し、疲れ目や視力改善、血液をきれいにするという作用もあります。
利用法
生姜灸 生姜灸
生姜は、ニンニクと同様に、灸の方法の一つとして利用されます。
皮膚の上に薄切りした生姜を置き、その上から灸をすえます。
この方法は、熱が途中で吸い取られ、、間接的な灸のすえ方ですので、ほとんど熱くありません。
また生姜の成分が体に作用する効果も期待できます。
生姜を2〜3mmの厚さに切り、ツボの位置に置きその上にあずき大のもぐさをのせて線香で点火します。
もぐさが燃え尽きたら灰を取り除き、またもぐさを置いて灸をすえます。
途中で熱くなったら、生姜ごと取り去ります。
生姜汁の外用薬 生姜汁の外用薬
肩こりの場合、生姜をすり下ろして、搾った汁をこっている部分にすり込むとよいといわれています。
頭痛には、生姜の絞り汁と純良のごま油を等分にまぜ、こめかみの部分にすり込むと痛みがやわらげられるといわれています。
生姜の温湯湿布 生姜の温湯湿布
生姜を40gほどすりおろし、木綿の袋に入れて湯の中で煮立てて生姜湯を作ります。
それに、タオルを浸してしぼり、肩こりの部分や、関節の痛む部分などに当てて温湿布をします。
冷えたら、タオルを取り替え、20〜30分ほど続けます。
1日2〜3回行います。また、虚弱体質の人は、熱い生姜湯にタオルを浸し、かたく絞って、全身を摩擦するのも良い方法です。
百邪を防ぐ
百邪を防ぐ
うどんの薬味や煮魚の臭い消し。そして何より寿司に欠かせない生姜。その歴史は古く、3世紀頃、中国から渡米し、山椒と同じ「ハシカミ」と呼ばれていました。
現代のように「ショウガ」と呼ばれるようになったのは室町時代頃からで、10世紀頃には大規模な栽培が行われるようになりました。
これらのショウガは食用より薬として扱われ、その薬効は化学分析でも立証されています。
面白いことに生の生姜と乾燥させた生姜では効能が異なり、生の場合は肝臓障害を抑制し、乾燥させた場合は解熱、鎮咳、鎮吐などの作用が見られます。
私たちが夏場、口にするうどんやそうめんの薬味として登場する生姜は食欲増進の助けとなり、冬場に飲むと身体が暖まるあめ湯は風の症状に効果があるのです。
私たち日本人の食卓に欠かせない生姜は、おいしいだけでなく「姜」という字があらわすように百の邪から私たちを守ってくれる強い味方なのです。
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